ご挨拶

現在事務所開設準備中です。

日々準備に勤しんでおります。
開業の際はどうぞよろしくおねがいいたします。

キッカケは突然に

大学を卒業してから、私は30年間、一貫して飲食業界で走り続けてきました。

「お客様においしい料理を届けたい」「大切な時間を過ごしていただきたい」

その一心で、日夜店舗の運営やマネジメントに明け暮れる日々。目まぐるしくも充実した毎日の中で、自分の健康や「人生の終わり」について深く考えることなど、当時の私にはまったくありませんでした。

しかしある日、私はコロナにかかり倒れてしまいました。

自宅のベッドで家族と隔離されながら、これまでにない強い不安が押し寄せてきたことを、鮮明に覚えています。

「もし、このまま自分に万が一のことがあったら、家族はどうなるのだろうか」

「これまで支えてくれた家族に、自分の感謝の気持ちや、残したい資産をどう伝えればいいのだろうか」

そう考えた私は、自分の意思を形に残すため、まだまだそんなものを書く歳じゃないと思っていた「遺言書」を書こうと決意しました。

その後、病状も落ち着き、いざ作ってみようとしたものの、何をどう書けばいいのかが全く分かりません。ただ自分の想いをノートに書き連ねるだけでいいのか、それとも決まった形式があるのか……。当時の私には、遺言に関する知識が1つもありませんでした。

「難しい」から見えてきた、「行政書士」という仕事

分からないなりに、スマートフォンの画面を頼りに遺言書の書き方を調べてみました。しかし、検索して出てくる情報はどれも専門用語ばかり。「自筆証書遺言」「公正証書遺言」「法的効力」「遺留分」……。それらの難しい法律解説を理解することは、気の遠くなる作業でした。

「自分の想いを家族に残したいだけなのに、どうしてこんなに難しいのだろう」

途方に暮れ、深い無力感に苛まれていたその時、インターネットの画面を通じて、ある一つの職業が目に留まりました。

それが「行政書士」でした。

それまでの人生で法律とは縁遠かった私にとって、行政書士が具体的に何をしてくれる人なのかは、正直よく分かっていませんでした。しかし調べるうちに、行政書士が「街の身近な法律家」として、遺言書の作成や相続の手続きをサポートしてくれる存在であることを知ったのです。

「こんな風に、法律の手続きで困っている人の隣に寄り添い、支えてくれる仕事があるのか」

この出会いが、私のその後の人生を大きく変える転換点となりました。

法律を学ぶことで知った、「」と「楯」

体調が回復へ向かう中で、私の中にひとつの決意が芽生えていました。

「あの時、自分が経験した『不安』を、いま同じように抱えている人の役に立ちたい」

飲食業界で30年。50代を迎えてからの全く新しい分野への挑戦、しかも法律という未知の領域への挑戦は、決して簡単なものではありませんでした。机に向かい、テキストを読み、問題集をくりかえし解く日々。最初は慣れない言い回しの条文に頭を抱えることも多々ありました。

しかし、行政書士の試験勉強を進めていくうちに、私の中で法律に対するイメージが大きく変わっていきました。

それまでは、法律とは、社会秩序を守るための「鎖」だと思っていました。しかし、学べば学ぶほど、それだけではないことに気づかされたのです。法律とは、私たちが互いに社会で安心して暮らすためだけでなく、自分の権利や大切な家族を守るために作られた「盾」でもあるということに。

「法律の知識を正しく使うことができれば、救われる人がたくさんいる。争いを未然に防ぎ、将来を守ることができるんだ」

30年の飲食経験と、法律の知識で社会に貢献する

私には、大学卒業から30年間、飲食業界という「人と人とが泥臭く向き合う現場」で培ってきた経験があります。

飲食の仕事の本質は、目の前のお客様が何を求めているかを察知し、ホスピタリティでおもてなしすることです。毎日、老若男女問わず何百人というお客様の笑顔や、時にはお叱りの声と向き合ってきました。店舗マネジメントを通じて、人の心の機微や、組織・家族におけるコミュニケーションの難しさ、大切さも身をもって学んできました。

この「徹底的にお客様の立場に立って話を聴く力」と「泥臭い人間味」こそが、私の最大の強みです。

敷居が高いと思われがちな法律の知識を、飲食業界で培った分かりやすい言葉とアットホームな対応で、お客様の元へお届けする。そして、私がかつて経験したような「遺言書を書きたいけれど、難しくて一歩が踏み出せない」という方の不安を、一つずつ丁寧に解消していく。それこそが、私がこれからの人生をかけて社会に恩返ししていくべき使命だと確信しています。

同じ想いをしているあなたへ

「遺言書を書きたいけれど、何から始めればいいか分からない」

「書いてはみたものの、正しいかどうかわからい」

もし今、あなたがそんな悩みを抱えているなら、どうか一人で抱え込まずに、私にそのお話を聞かせてください。私は、法律の専門家であると同時に、あなたと同じように「法律の壁」にぶつかり、悩み、不安を抱えた経験を持つ一人の人間です。

あなたの「大切な人へ想いを残したい」という温かい気持ちを、法律という確かな形にするために、全力で伴走いたします。